2018/10/31
ソン・ミンギョン(長崎県)
ヨロブン、アンニョンハセヨ!皆さん、こんにちは!長崎県国際交流員ソン・ミンギョンです。
長崎に来て2年7ヶ月、まだまだ発見できていない魅力がたくさんありますが、長崎は本当に一年中いつ訪れても楽しく観光できる都市だと思います。
長崎港に面している水辺の森公園は、水と緑にあふれた憩いの場として長崎市民に愛されています。港と稲佐山がきれいに見える公園からの景色は、私の故郷、釜山の景色とよく似ていて、一番お気に入りのお散歩コースでもあります。市内の様々なイベントの会場にもなっていて、いつでも楽しく過ごせますが、水辺の森公園の魅力を存分に味わうためには春をおすすめします。
芽生える新緑に囲まれ、ポカポカ暖かい陽に当たりながら本を読んだり、サンドイッチを食べていると気持ちも春らしく衣替えができます。公園内には桜の木もたくさんありますので、お花見にもおすすめ!
夏といえば、海水浴場!バーベキュー!長崎市から車でわずか30分のところにある伊王島では、海水浴・バーベキューはもちろん、温泉やいろんなエンターテインメントを楽しむことができます。フェリーやバスを利用して簡単に行けるので、車を持っていない私も行きやすく、家族や友人が長崎に来る時は必ず訪問する観光コースです。
母と一泊二日で旅行した時、山と海に囲まれて自転車に乗ったり温泉に入りましたが、母にとても喜んでもらえたのでいい思い出になっています。
長崎市の紅葉の名所で知られる「心田庵」は、江戸時代、長崎貿易に関わる仕事をしていた唐通事の別荘として建てられ、一昨年長崎市に寄贈されました。紅葉シーズンにあわせ、秋の一般公開が行われますが、日本固有の雰囲気を感じられる日本庭園と昔ながらの家屋に紅葉が映えて、素敵な景色です。
一般公開の期間中は毎日、お茶と和菓子のサービス(有料)もあります。紅葉の下でお茶と和菓子を楽しんでいると、日本映画の世界に飛び込んでいるような気持ちになりました。インスタ映え間違いなし!
日本で最初の国立公園に指定された雲仙は、春はツツジ、夏は緑、秋は紅葉、冬は霧氷と四季を通じていろんな顔を見せてくれます。私が初めて雲仙を訪れた時は、硫黄の香りが立ち込め、地の底から蒸気が吹き出ている「雲仙地獄」の光景にびっくりした覚えがあります。60分ほどのガイドさん付き地獄めぐりは、雲仙地獄をただ見るだけでなく五感で楽しむことができ、韓国ではできない珍しい体験ができました。
また、雲仙の温泉街は古湯、新湯、小地獄と3つのゾーンに分かれていて、豪華なホテルから気さくな共同浴場まで利用できる温泉がたくさんあります。雲仙の食材を使ったおいしい料理を味わったあと、緑に囲まれた雲仙の温泉に浸かると天国!
こうしてみると、今回のコラムには私の1年の思い出がすべて詰まっていますね。どちらも長崎での楽しい思い出として必ず思い浮かぶ場所なので、みなさんにもおすすめしたいです。長崎を訪問する時はぜひ足を運んでみてください!