2018/12/28
クック・ミジン(佐賀県)
ヨロブン、アンニョンハセヨ!皆さん、こんにちは!佐賀県国際交流員クック・ミジンです。
私は、朝にはコーヒー、昼にはお茶、夜にはお酒をよく飲んでいますが、日本に来てから佐賀の美味しい飲み物にはまっていて、毎日飲み物を楽しんでいます。
今回は、この飲み物をテーマとした佐賀県の観光地についてご紹介します。
佐賀市には、「いづみや珈琲」というコーヒー焙煎所があります。毎日15種類ほどの豆が焙煎されますが、長年培われた焙煎技術によって、甘味と香りを引き出します。60年以上の歴史を持ち、韓国、香港、台湾などさまざまな国に輸出されています。
「いづみや珈琲」(出展:佐賀市役所ウェブサイト) | 「佐賀市歴史民俗館」(出展:佐賀市役所ウェブサイト) |
コーヒーの香りを楽しんだ後には、町並みを散歩してみてはいかがですか。お店から少し離れたところに「佐賀市歴史民俗館」があります。
佐賀市歴史民俗館は、現代に残る歴史的建造物を後世に伝えるとともに、市の財産として役立てようと整備・保存されているものです。旧古賀銀行、旧古賀家、旧牛島家、旧三省銀行と旧福田家が開館し(すべて佐賀市の重要文化財に指定)、観光・見学施設として無料で公開されている他、コンサートや展示といったイベント会場としても利用されています。その後、旧森永家、旧久富家(佐賀県遺産に登録)が追加され、佐賀市歴史民俗館は7館となりました。(出展:佐賀市歴史民俗館ウェブサイト)
特に、旧福田家や旧久富家などでは佐賀ならではのものづくりを楽しむことができますし、まわりにおしゃれなカフェもありますので、ぜひ足を運んでみてください。
武雄市は、レモングラスというハーブで有名です。
イネ科オガルカヤ属の多年草のハーブで、レモンの香味成分であるシトラールを含有しているため、レモンのようなフレッシュな風味があると言われています。爽やかな香りで気分をリフレッシュさせる効果、血流改善効果、抗菌・殺菌効果、皮膚病の改善効果があると言われています。(出展: クロップス武雄レモングラスウェブサイト)
「レモングラスティー」 |
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「武雄市図書館」(出展:武雄市観光協会) |
レモングラスティーで気分をリフレッシュした後、武雄市を散歩してみてはいかがですか。
武雄市図書館は平成25年4月1日よりリニューアルオープンし、カルチュア・コンビニエンス・クラブ会社が運営しています。コーヒーショップも併設されていながら本や雑誌、雑貨の購入もでき、様々なワークショップや講座も随時行われています。新しいスタイルの図書館として全国から注目を集め続けています。(出展:武雄市観光協会ウェブサイト)
武雄市図書館から少し歩くと、武雄の大楠もあります。全国巨木第7位にランクし、樹齢3000年以上で、市の天然記念物に指定されています。(出展:武雄市観光協会ウェブサイト)
嬉野市は、録茶で有名です。
あっさりとした独特の香ばしさが特長の、日本茶でも珍しい釜炒り茶が作られています。その秘味は、中国伝来の製法にあるといわれています。永享12年(1440)、平戸にやってきた唐人が移住して、お茶を栽培したのが始まりだとか。その後、永正元年(1504)に明の紅令民という人が、南京釜を持ち込み、釜炒り茶の製法を伝授したことがきっかけとなり、嬉野茶550年の歩みが始まりました。最近では、わずかですが紅茶も作られており、純国産嬉野紅茶として人気を集めています。(出展:嬉野温泉観光協会ウェブサイト)
「嬉野茶」(出展:嬉野市役所ウェブサイト) | 「嬉野温泉」(出展:佐賀県観光連盟ウェブサイト) |
また、嬉野ではお茶を飲むだけではなく体験もできます。
お茶を学び、お茶に触れ、お茶を味わい、人との交流を通じてお茶をしることができる施設、うれしの茶交流館「チャオシル」が平成30年4月1日にオープンしました。うれしの茶の歴史やつくり方、おいしさを知ることができるほか、おいしいお茶の淹れ方教室や、嬉野温泉の温泉水を使ったユニークな茶染め体験など、お茶に関する様々な体験ができます。(出展:嬉野市役所ウェブサイト)
お茶を楽しんだ後には、温泉でのんびりしてみてはいかがですか。
嬉野温泉は、浸かるだけでつるつるスベスベのお肌になれる!と全国的にも注目を集めています。「東西遊記」や「西遊雑記」など、多くの紀行文・旅日記にも嬉野温泉のことが書かれていて、江戸時代にはかなり知られた温泉であったようです。(出展:嬉野温泉観光協会ウェブサイト)
佐賀県は佐賀酒が有名ですが、鹿島市に「肥前浜宿」というところがあります。
肥前浜宿の町並みは江戸時代から昭和時代にかけて酒や醤油などの醸造業を中心に発展した地域です。現在は、富久千代酒造、光武酒造場、峰松酒造場という3つの酒蔵が製造を続けており、通称「酒蔵通り」と呼ばれています。お酒の無料試飲や購入、酒蔵スイーツ、酒蔵見学などが人気で、国内外から観光客が訪れています。春には「酒蔵ツーリズム(肥前浜宿花と酒まつり)」というイベントが開催され、全国から8万人以上の来場者が訪れます。肥前浜宿の酒蔵通りは、歴史的に価値のある地域として国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。(出展:鹿島市観光協会ウェブサイト)
「肥前浜宿」(出展:鹿島市役所ウェブサイト) | 「祐徳稲荷神社」(出展:鹿島市観光協会ウェブサイト) |
肥前浜宿から少し離れたとこには、17世紀に建てられた「祐徳稲荷神社」があります。
京都の伏見稲荷大社、茨城の笠間稲荷神社と共に「日本三大稲荷」に数えられている神社です。境内は、楼門や神楽殿、本殿などで構成され、豪華で鮮やかな外観から「鎮西日光(ちんぜいにっこう:九州の日光東照宮)」と呼ばれています。本殿の先には奥の院へ向かって朱色の鳥居が続き、奥の院からは有明海まで一望できる絶景が広がります。年間の参拝者は約300万人にもなり、九州では太宰府天満宮の次に多い人数です。(出展:鹿島市観光協会ウェブサイト)
以上、香りが味わえる佐賀県の観光地についてご紹介しましたが、いかがでしたか。皆さんも佐賀ならではの飲み物を味わいながら佐賀県をごゆっくり楽しんでください。
それでは、トマンナヨ!また次回にお会いしましょう!
佐賀市役所 https://www.city.saga.lg.jp/
佐賀市歴史民俗館 https://sagarekimin.jimdo.com/
武雄市観光協会 http://www.takeo-kk.net/
クロップス武雄レモングラス http://takeo-lemongrass.com/
嬉野市役所 https://www.city.ureshino.lg.jp/
嬉野温泉観光協会 https://spa-u.net/
佐賀県観光連盟 https://www.asobo-saga.jp/
鹿島市役所 https://www.city.saga-kashima.lg.jp/
鹿島市観光協会 https://saga-kashima-kankou.com/