2019/11/29
チェ・ダウン(長崎県)
ヨロブン(皆さん)、アンニョンハセヨ(こんにちは)!
長崎県国際交流員のチェと申します。
この場をお借りして皆さんに韓国の事を紹介することができてとても嬉しく思っています。今回は私の出身地である「ソウル」、その中でも自然の中を歩きながらソウルの歴史や文化を楽しめるお散歩コースをご紹介したいと思います。
「ソウル・トゥルレギル」はソウルの歴史、文化、自然生態などを学び、感じ、体験しながらソウルを一周する歩行道のことです。トゥルレギルの「トゥルレ」は周り、「ギル」は道のことで、「都市の周りをぐるりと回す道」という意味です。
「ソウル・トゥルレギル」は、トゥルレギルのあちらこちらにカフェなどの休憩施設が設けられていて自然の中でリラックスできることやソウルの歴史、文化、自然生態などの体験ができる遺跡地や寺院が構成されていること、また道が穏やかで交通のアクセスが便利なことなどの特徴があり、快適に歩くことができるお散歩コースです。
「ソウル・トゥルレギル」は全部8つのコースがありますが、今回のコラムでは初級、中級、高級に分けてそれぞれの三つのコースをご紹介したいと思います。
「ソウル・トゥルレギル」の矢印とリボン |
「安養川(アンヤンチョン)コース」は第6コースで、安養川(アンヤンチョン)と漢川(ハンガン)に沿って歩くコースです。このコースの一番の特徴は、ほとんど山や森のを歩く他のコースとは違い、ハンガンを満喫することができることです。また、所々に地下鉄の駅があるため、交通アクセスがとても便利です。所要時間は約4時間30分くらいで多少長く感じられますが、道が穏やかですので歩きやすいトレッキングコースです。4月になると桜の色に染めらるので、春に訪れるのもおすすめです!
「ソウル・トゥルレギル」第6コース | 安養川(アンヤンチョン) |
楊花橋(ヤンファキョ)滝 | ファングムネ近隣公園 |
第2コース「龍馬山(ヨンマサン)・峨嵯山(アチャサン)コース(所要時間約5時間)」は山の稜線に沿って歩くコースで、ソウル・トゥルレギルの中で眺めが一番美しいコースです。ヨンマサンとアチャサンの道がきれいに整備されていて、歴史、文化、自然生態などを楽しむこともできます。
このコースのおすすめは忘憂里(マンウリ)公園というところです。「忘憂」は悩みことを忘れるという意味で、この公園には「忘憂」にふさわしい「悩みことを食べちゃうポスト」が置いてあります。自然の中を歩き、悩みことや心配ことをポストに入れて心身共にリフレッシュしてみてください。また、息切れではあはあ云う峠の意味を持っている「カルタック峠」の570個の階段にもチャレンジしてみてください!
「ソウル・トゥルレギル」第2コース | 忘憂里公園の「悩みこと食べちゃうポスト」 |
アチャ山城 | アチャサン生態公園 |
ソウルを代表する山であるスラックサンとブランサンをトレッキングする第1コース「水落山(スラックサン)·仏岩山(ブランサン)コース」です。このコースは頂上を通るのではなくブランサンを回って歩くなめらかな坂道コースです。唯一の高級コースだけあって、少しきつく感じるかもしれませんが、スラックサンとブランサンから眺めるソウルの風景を楽しんでみてください。
「ソウル・トゥルレギル」第1コース | トッルン峠 |
スラックサン・ブランサンの景色 |
「ソウル・トゥルレギル」を歩いていると赤いポストを見かけますが、これは郵便ポストをリサイクルしたスタンプ施設です。このスタンプには「ソウル・トゥルレギル」の姿が含まれていますので28個のスタンプを集めながら「ソウル・トゥルレギル」にあふれているソウルの魅力を探ってみてください!
「ソウル・トゥルレギル」のスタンプボスタとスタンプ |
また、交通のアクセスが便利ですので、時間に余裕がない方は各コースの中でお気に入りのところを歩いても良いと思います!
ぜひ、「ソウル・トゥルレギル」の美しいの風景を楽しんでください!
ソウル・トゥルレギル公式ホームページ(http://japanese.seoul.go.kr/)