2020/12/15
イ・スンファ(山口県)
こんにちは。
山口県の国際交流員、イ・スンファです。
私はパンが好きで、旅行に行く前には必ずその地域の有名なパン屋さんを全部調べて、リストアップしておきます。今朝の朝ご飯はマヨネーズたっぷりのコーンパンでした。
とにかく、今回は私が好きな両国のパンの話をしたいと思います。
韓国では、冬になるとたい焼きやホットクを販売する小さい屋台が出ます。最近は簡単に作れるミックスがあり、家で直接ホットクを作って食べることができるようになりましが、これがまためんどくさいんですね。具である砂糖を少しでも多めに入れたら、ホットクを焼く時に中から砂糖が漏れ出るし、生地が手にくっつくので形を作る時は手に必ず油を塗らないといけません。
そこで私が紹介したいのは「クルホットク」です。
クルは蜜という意味なので、つまり蜜ホットクになりますね。名前はホットクですが、サイズが小さいパンケーキみたいなものです。
そのまま食べてもいいですが、牛乳を片手にして食べるのがベストですね。それかひと手間かけてもっと美味しく食べたいとしたら、バターで軽く焼くのもよし、ポップアップトースターを使うのもよし。私は電子レンジで温めるのをおすすめします。
コンビニでもお手頃な価格で売っているので、機会があればぜひ食べてみてください。
菓子パンこそ、海外に誇れる日本の物ではないのでしょうか。
西洋から入ってきたパンというものを、抹茶を飲む日本の文化に合わせて改良したのが菓子パンの由来といいます。特にあんパンがそうですね。
しかし私が話したいのは、カステラです。もちろんカステラ自体はオランダからのものですが、今日になってはザ・日本のケーキみたいなイメージです。
ざらめが特徴の長崎のカステラは私が帰省する時に空港で欠かさずに購入するものです。以外にも鈴カステラやベビーカステラもありますが、その中でも好きなのはシベリアです。あんこが好きな私にとってシベリアは画期的なものでした。
韓国の人も日本でカステラを食べたという記録が残っており、朝鮮通信使が江戸に着くと、食べることができたそうです。
最後に豆知識一つ。済州島では昔から米の生産量が大変少なく、小麦を栽培するのが一般的でした。したがって、法事の際には餅ではなくカステラやあんパン、チョコパイなどを準備する家庭もあり、中秋になると法事用の大きいカステラを作って販売するパン屋さんもあるそうです。