2022/3/31
チェ・ダウン(長崎県)
ヨロブン、アンニョンハセヨ!皆さん、こんにちは!
皆さんは、K-POPはお好きですか?最近、K-POPが多くの人気を集めていますよね!
今回のコラムでは、私の学生時代を彩った韓国の「昔のアイドル」についてお話したいと思います!
韓国では、アイドルを第1世代、第2世代、第3世代、第4世代と分けています。世代を分ける基準は年度別になることが多く、大抵1990年代のアイドルを第1世代、2000年代のアイドルを第2世代、2010年代のアイドルを第3世代、2020年代のアイドルを第4世代といいます。
その中で、今回のコラムでは第1世代のアイドルについてご紹介します!
韓国アイドル界の第1世代を代表する男性5人組のアイドルグループ「H.O.T.」は、韓国で、まだアイドルという言葉がなかった1996年に、最初のアイドルとして芸能界に登場しました。その翌年である1997年には、H.O.T.の影響を受けて、「Sechs Kies」という6人組のボーイズグループがデビューしました。この二つのグループは、社会批判的な歌詞とパワフルなダンスをコンセプトに活動し、ライバルとして競い合い、少女たちの大きな人気を集めました。
韓国では、「元祖妖精」と呼ばれる二つの女性グループがあります。一つは3人組の「S.E.S.」、もう一つは4人組の「ピンクル」です。元祖妖精のこの二つのグループも「H.O.T.」、「ジェクスキス」と同じようにライバルと呼ばれながら、この時代のアイドルとして人気を集めました。
「I’m you girl」という曲で1997年にデビューした「S.E.S.」は、神秘的な少女のイメージをコンセプトに大きな人気を集めました。「S.E.S.」が初めて現れた時、歌やダンスが上手な上、曲のクオリティも高かったので、芸能界がショックを受けたともいわれています。韓国の芸能界では、「S.E.S.」の誕生をきっかけに次々と女性アイドルが誕生しましたが、女性アイドルとして継続的に人気を集めたのは「S.E.S.」だけと言われるくらい高い人気を誇りました。ちなみに、グループ名は、メンバーの名前(芸名)であるSea(パダ、韓国語で「海」いう意味)、Eugene(ユジン)、Shoo(シュー)の頭文字から取ったものだそうです。
「ピンクル」は、S.E.S.がデビューした翌年である1998年に「Blue Rain」という曲でデビューしました。同じ妖精ではありますが、ピンクルは清純で親近感のある少女のイメージをコンセプトにしました。グループ名「Fin.K.L.」は、「Fine Killing Liberty」の略で、自由を殺すものを終わらせるという意味を持っています。
「H.O.T.」、「Sechs Kies」、「S.E.S.」、「Fin.K.L」とともに1990年代にたくさんの人気を集めた第1世代のアイドルもご紹介します。
今回のコラムでは、韓国の元祖アイドルについてご紹介しましたがいかがでしたか?
韓国では、ニュートロ(「New」と「Retro」を合わせた新造語で、復古を新しく楽しむ現状)の一環として、1990年代を中心に昔流行っていた音楽を楽しむ若者が多いです。最近は、色々な方法で昔の音楽を聞くことができるので、皆さんもぜひ韓国の1990年代~2020年代の音楽や雰囲気を楽しんでみてください♪