2022/8/23
チェ・ダウン(長崎県)
ヨロブン、アンニョンハセヨ!皆さん、こんにちは!
今年度のコラムでは、私たち4人の国際交流員が日本で不思議に思ったことについて、皆さんにお話したいと思いますので、楽しく読んでいただけると嬉しいです。
さて、皆さんもご存じのように、「アンニョンハセヨ」という韓国の挨拶言葉は、「おはようございます」、「こんにちは」、「こんばんは」と時間によって使い分ける日本の挨拶とは違い、朝、昼、夜問わず使うことができます。
日本は、時間によって挨拶が違う上に、人によっても基準が微妙に異なるため、時間帯によってはどの挨拶がふさわしいのかと、ついつい迷ってしまします。
なかでも、私が最も不思議に思った挨拶の言葉はこちらです。
普通に使われているこの朝の挨拶を、なぜ私が不思議に思ったでしょうか。
以前、私はワーキングホリデーで日本で暮らしていたことがあり、ある鉄板料理のお店でアルバイトをしていました。お店の人は出勤する時、みんな「おはようございます」と挨拶をしていました。出勤の挨拶と言われたら「おはようございます」でも何も不思議に思われないかもしれませんが、朝でも、昼でも、夜でも出勤する時はいつも「おはようございます」と挨拶していました。
朝でもないのになぜ朝の挨拶をするのだろう…」とずっと気になっていましたが、その理由は、「おはようございます」の語源にありました。
「おはようございます」は、「お早うございます」が語源で、「お早い時間からご苦労さまです」が転じた言葉だそうです。
そのため、「早めの出勤ご苦労さま」または、「早めに出勤してまいりました」の意味を込め、飲食店や居酒屋などでは出勤する時に「おはようございます」と挨拶をするそうです。
ちなみに、「アンニョンハセヨ」の語源である「アンニョンハダ」は、「平穏無事」または「元気で気楽な状態」という意味を持っています。外敵からの侵入や食べ物の不足などで生活が厳しかった昔、お互いの安否を確認し、相手への気遣いや思いやりから使われた言葉だそうです!
今回のコラムでは、私が不思議に思った日本の挨拶の言葉についてお話しましたが、いかがでしたか?
他の韓国の国際交流員さんたちによる「日本の不思議」も楽しみにしていてください!