2022/12/1
ソン・ハンビッ(山口県)
皆さん初めまして、新たに山口県の国際交流員となった、ソン・ハンビッと申します。今年来たばかりの私ですが、実は11月ようやく日本の自動車免許に切り替えて日本で運転することができるようになりました。
しかし、いざ日本の道路に出てみると、向かい側からくる車から凄い違和感でアセアセに💦私は韓国で3年くらい運転しましたが、日本では本当に初心者そのものでした。それはなぜでしょうか?
CIRコラム「私が思う日本の不思議」第③弾では、「日本の左側通行」に関して語ろうと思います。
なぜ日本の車は左側通行なのか?
韓国は日本と違って自動車が右側通行です。ハンドルもウィンカーも真逆で、最初に運転するときは凄く混乱しちゃいます。一番近い国同士なのに、なぜ違うのでしょうか?
日本自動車連盟の調査によりますと、日本における車の左側通行が法律で定められたのは、1949年と1960年です。しかしそれ以前に明治時代に既に人力車・馬車などの規定があって、これはイギリスの影響であると推測されています。
対して韓国は、アメリカの影響を受けて右側通行になっております。大韓民国公式ブログによりますと、韓国は戦後、アメリカとロシアの影響により車が右側通行をすることになりました。面白いところは、歩行者は日本の影響によって左側通行のままでしたが、2009年から両方右側通行になりました。
このため、交差点などの信号も日本と異なります。韓国は右折信号の代わりに左折信号があります。また、左折信号がないところでは、向かい側に車が来なくてもすり抜けることが出来ません。
日本人が韓国で運転するための手続きはとても簡単です。試験などもいらず、書類を準備して提出するだけで資格を得ることが出来ます。逆の場合も同じで、両国の訪問客がとても簡単に運転することができます。
しかしながら、日韓の道路事情は様々な相違点があり、運転をする時は相手の交通ルールとマナーを熟知してからでないと危険だと思われました。自分だけではなく他の人にも被害を加える可能性があります。
故に、母国で運転経験が多いとしても、さらに注意する必要があると思われます。運転席とハンドルの位置も逆だから、距離感覚にも気を付けなければなりません。充分に注意するなら、車運転で、公共交通だけでは行けない様々な名所にも訪問することができます!