1991年のはじめには、両地域の首長が一堂に会する会議の開催を三県(福岡県、佐賀県、長崎県)の計画として固め、日本国政府(自治省、外務省)の協力を得て、この計画を韓国政府(内務部)に打診しました。
この間、三県では実行委員会を組織し、会議開催に向けた取り組みを進めてきた結果、特に日本国政府(自治省)の大きな協力と支援により、三県の課長クラスの韓国政府(内務部)訪問、韓国一市三道(釜山直轄市、全羅南道、慶尚南道、済州道)との課長レベルでの意見交換等が実現し、知事交流会議開催に向け大きな前進をみました。
1992年7月には、知事交流会議を前提とした韓国側との事前準備会議が開催(於:長崎県長崎市)され、この会議において知事交流会議の概要について合意をみたところであります。その後、8月には三県が済州道を訪問して詳細にわたる協議を行い、8月25日の第1回日韓海峡沿岸県市道知事交流会議を迎えることとなりました。
以後、毎年1回、7県市道の首長が一堂に会し日韓交互に知事交流会議を開催し、現在に至っています。(※1999年から山口県参加)
会議名称 | 日韓海峡沿岸県市道交流知事会議 |
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設立 | 1992年8月25日 |
参加地域 | 日韓海峡沿岸8県市道 [日本側]福岡県、佐賀県、長崎県、山口県 [韓国側]釜山広域市、全羅南道、慶尚南道、済州特別自治道 |
参加 | 日韓海峡沿岸8県市道知事(市長) |
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周期 | 毎年1回、両国輪番開催 |
組織 | 議長(会議開催地の知事)、幹事(会議開催地及び次期開催地自治体) |
内容 | 日韓海峡圏の共同発展のための意見、情報の交換及び交流の基本方向について決定。 |
参加 | 日韓海峡沿岸8県市道交流知事会議国際交流担当部局長 |
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周期 | 毎年2回、両国輪番開催 (知事会議当日及び知事会議後2ヶ月以内に開催) |
組織 | 議長(会議開催地の国際交流担当部局長)、幹事(会議開催地及び次期開催地自治体) |
内容 | 知事会議の結果を具体化して、交流事業の推進方法を決定。 |
対等な日韓の両地域を表現しており、日本版(JaKoS8)、韓国版(KoJaS8)ともに左側を韓国旗、右側を日本国旗とし、両地域の地理的関係を表している。
菱形を基本としているのは、これまで重ねてきた両地域の交流が結晶となり、より強固な信頼関係を形づくることで共同繁栄していくことを象徴している。
基本色の青は、日韓海峡の海の色を表し、ロゴの色の黄色は、住民の幸せを表している
日韓海峡沿岸県市道は、日韓海峡を挟んだ両地域が、対等な立場で相互協力し、共同繁栄を目指すという理念を象徴するため、日韓海峡沿岸県市道交流知事会議のシンボルマークを決定する。
このシンボルマークは、清らかで豊かな恵みを与えてくれる海への願いと、日韓海峡沿岸の人々が共に生き生きとして発展していく希望を表しており、海峡を越えて日韓両国全体の交流をリードしながら積み重ねてきた日韓海峡沿岸県市道の交流がさらに大きな「交流と信頼の結晶」となるイメージを形づくっている。
平和で豊かで清浄な海をお互いに保ちたいという願いを表す。
色=青(清らかさ、信頼、平和、海を表す)
日韓海峡沿岸共同交流事業の主体が住民そのものであることを表す。
色=黄色(希望、幸せ、発展、人を表す)
日本側:福岡県、佐賀県、長崎県、山口県
「JaKoS8」はJapan Korea Summit 8 の略
韓国側:釜山広域市、全羅南道、慶尚南道、済州特別自治道
「KoJaS8」はKorea Japan Summit 8 の略
色=黄色(希望、幸せ、発展、人を表す)