第5回会議（１９９６年９月）慶尚南道昌原市｜共同声明

第5回会議

　日本国福岡県、佐賀県、長崎県及び大韓民国釜山広域市、全羅南道、慶尚南道、済州道を代表して、我々は、１９９６年９月５日、大韓民国慶尚南道昌原市で第５回日韓海峡沿岸県市道知事交流会議を開催した。

　今回の会議は、「日韓海峡圏の２１世紀のビジョンと協力」を主題とし、「さらなる発展に向けた交流基盤の充実」を副題として、終始、活発な討論を行った。

　その結果、我々は、２１世紀の日韓海峡圏の友好協力の増進と共同繁栄のために、相互協力体制を一層緊密化し、実のある交流事業を推進することとし、次の事項で意見の一致を見た。

我々日韓海峡沿岸県市道は、２１世紀の地域発展を担う当事者として、共同繁栄のために努力することで認識を一致した。
より積極的に地域の活性化を推進する観点から、既存の各種共同交流事業を、実務会議で再評価・検討し、一層効率的な推進方策を模索することにした。
新たな共同交流事業として、積極的に地域文化の振興と住民の相互理解に寄与するために、地域の特性と住民の生活の息づかいが伝わる伝統工芸交流事業を実施することにした。

　以上、我々は、本知事交流会議が、日韓両地域間の交流と協力の確固たる基盤になっていることを誇りに思うとともに、７県市道の永遠なる発展と繁栄のために、最善を尽くすことを確認した。
　なお、次期知事交流会議は、来年度に、日本国福岡県で開催することを決定した。

１９９６年９月５日