日韓海峡知事会議

• 知事会議の概要
• 知事会議の結果

第13回会議

２００４年１１月　慶尚南道昌原市

　我々は、日本国福岡県、佐賀県、長崎県、山口県及び大韓民国釜山広域市、全羅南道、慶尚南道、済州道を代表して、２００４年１１月９日、大韓民国慶尚南道において、第１３回日韓海峡沿岸県市道知事交流会議を開催した。
　今回の会議では、共同交流事業の成果と展望、そして新たな交流事業のあり方について真摯に論議し、日韓海峡沿岸地域住民の暮らしの質を高め、希望とビジョンを提示する８県市道の主要施策について情報交換を行った。
　また、日韓国交正常化４０周年の節目の年にあたる２００５年を日韓友情年として宣言した両国政府の取組を一層深め、地方自治体レベルではもちろんのこと、民間団体、青少年等様々な分野の方々が厚い友情を結び、ともに未来へ進む年にしていくことにした。
　今回の知事会議では、日韓海峡圏の友情と信頼関係をなお一層深め、共同発展を図るため、次の事項について意見の一致をみた。

1. 「日韓友情年２００５」を推進するため、「住民親善イベント事業」や「青少年交流事業」などの共同交流事業等に積極的に取り組むとともに、日韓友情年への参加を広く地域住民に呼びかけていく。
2. 日韓両国間のなお一層の相互理解と交流促進を図るため、訪日する韓国人に対するノービザ化実現へ向けて、共同で取り組むこととする。
3. 遺跡や文献を共同調査した日韓交流史理解促進事業の成果を示すため、報告書を作成するとともに、最終年度にあたる２００５年度に、福岡県でシンポジウムを開催する。
4. 今回の会議で提案された日韓海峡沿岸観光シンポジウム開催、民間団体間交流、防災分野交流、民族芸術団相互公演等については、今後、実務会議や各交流事業の場において、検討課題として協議を進める。
5. 現在、両政府のレベルで進行中の日韓における自由貿易協定(ＦＴＡ)が、両国の相互利益が実現される方向に進展することを期待し、このために共同で努力することとした。
6. 次期日韓海峡沿岸県市道知事交流会議は、２００５年に日本国福岡県で開催する。

　以上我々は、日韓海峡圏が同伴者として両国の明るい未来を先導していくことについて中心的役割を担当することにした。

２００４年１１月９日