第20回会議（2011年12月）長崎県長崎市｜共同声明

第20回会議

我々は日本国福岡県、佐賀県、長崎県、山口県及び大韓民国釜山広域市、全羅南道、慶尚南道、済州特別自治道を代表して２０１１年１２月１０日、日本国長崎県において第20回日韓海峡沿岸県市道交流知事会議を開催した。

今回の会議ではこれまで実施してきた交流事業が日韓両国の友好と発展に寄与する先導的なものであることを評価するとともに、今後、共同で対処すべき課題を集中して議論した結果、次のように意見の一致をみた。

青少年の育成・交流について議論した結果、各県市道の取組に対する共通理解が深まるとともに、将来を担う青少年の育成・交流の重要性を再認識した。このため、今後、共同して青少年の育成・交流を推進することとし、２０１２年度に青少年フォーラムなど具体的な事業の協議などを経て、第１回は２０１３年度に全羅南道において実施する。
今年３月に発生した東日本大震災や世界経済の先行き不安による影響が続いている中、観光交流については、各県市道が連携した取組みを促進することが重要となっている。
このため、定期フェリー航路やクルーズの一層の振興を目指して、県市道が連携して観光商品の開発や観光客の誘致を図る。
共同事業を推進するにあたり、専門的機関との意見交換を行うことについて、今後、実務会議において具体的に協議・研究する。

アジアの環境問題解決に貢献し、日韓海峡域内の発展に寄与する「グリーンアジア国際戦略総合特区」については、これを支持する。
各県市道において開催される次の事業に対し積極的に支持し協力する。

以上、我々は、日韓海峡沿岸地域の発展と共同繁栄のため、本知事会議が今後とも中心的役割を担うことを確認した。

2011年12月10日