水産関係交流事業｜共同交流事業

過去の交流事業

水産関係交流事業

　本事業は、第１回知事交流会議（１９９２年）で合意され、１９９３年から実施されています。漁業資源の共同調査、養殖技術の共同研究、漁民の安全操業に係る情報の交換等の水産関係交流事業の実施により、日韓両地域間の相互理解と友好を深めることを目的としています。
　水産関係交流会議を毎年開催するとともに、魚類種苗の共同放流事業や、漁業者の親睦交流事業などに取り組んでいます。

※問い合わせ先　福岡県漁業管理課（TEL　092-643-3553）

事業内容

魚類共同放流事業（１９９５年〜）

内容

日韓共通の魚種の資源の維持と増大を図るため、トラフグ等の稚魚の放流を行っています。
2023年度は、全羅南道（麗水市EXPO会場海岸）でマダイ2，000尾の放流を行いました。

効果

日韓海峡水域の水産資源の増大を図るとともに、資源管理の必要性が高まる中、日韓両国の水産関係者の資源管理への意識の醸成に寄与しています。

共同放流（麗水市EXPO会場海岸）
地先からの放流

年度	日程	放流場所	放流魚種・尾数
1995年度	1995年8月4日	対馬沖　日韓漁業共同規制水域内	トラフグ（日本）マダイ（韓国）
1996年度	1996年11月5日	長崎県五島灘沖	トラフグ2,000尾
1996年度	1996年7月25日	済州道北済州道下道里沿岸	マダイ40,000尾
1997年度	1997年10月22日	佐賀県玄界灘沖	トラフグ2,000尾
1998年度	1998年10月22日	麗水市突山地先（全羅南道）	クロソイ50,000尾
1999年度	1999年10月13日	長崎県五島灘沖	トラフグ2,000尾
2000年度	2000年10月18日	城山日出峯東側海上（済州道）	マダイ30,000尾
2001年度	2001年11月7日	山口県響灘	トラフグ2,000尾
2002年度	2002年10月23日	統営市山陽邑（慶尚南道）	マダイ30,000尾
2003年度	2003年10月22日	佐賀県馬渡島周辺	トラフグ2,000尾
2004年度	2004年10月20日	機張大辺海域（釜山）	マダイ20,000尾
2005年度	2005年10月26日	山口県下関沖	トラフグ2,000尾
2006年度	2006年10月18日	新安郡不務気島周辺海域（全羅南道）	マダイ20,000尾
2007年度	2007年10月24日	長崎県佐世保沖	トラフグ2,000尾
2008年度	2008年10月29日	済州道西帰浦市沖	トラフグ10,000尾
2009年度	2009年10月21日	福岡県志賀島沖	トラフグ2,000尾
2010年度	2010年10月14日	統営市烟台島沖（慶尚南道）	トラフグ20,000尾
2011年度	2011年10月13日	佐賀県加部島周辺	トラフグ2,000尾
2012年度	2012年10月18日	機張大辺海域（釜山広域市）	クロダイ3,000尾
2013年度	2013年10月17日	山口県下関沖	トラフグ3,000尾
2014年度	2014年10月16日	京島南方海域（全羅南道麗水市）	クロソイ2,000尾
2015年度	2015年10月15日	長崎県長崎市沖	トラフグ3,000尾
2016年度	2016年10月20日	済州市北方海域（済州特別自治道）	トラフグ3,000尾
2017年度	2017年10月26日	福岡県福岡市東区志賀島沖	トラフグ2,000尾
2018年度	2018年10月25日	巨済市利水島沖（慶尚南道）	トラフグ2,000尾
2019年度	2019年10月24日	加部島周辺（佐賀県唐津市）	トラフグ2,000尾
2021年度	2021年9月27日	長崎県佐世保市	トラフグ1,900尾
2022年度	2022年10月20日	山口県下関市下関漁港南風泊分港	トラフグ2,000尾
2023年度	2023年10月17日	麗水市EXPO会場海岸（全羅南道）	マダイ2,000尾

漁業者親睦交流事業（１９９５年〜）

漁業者が互いの国を訪問し、漁業者同士の交流を行っています。２０２３年度は、１１月１５日～１７日の日程で、山口、福岡、佐賀、長崎４県の漁業者６名が全羅南道を訪問し、日韓両国の漁業の状況や漁業者の活動に関して、全羅南道の漁業者８名と意見交換を行い、親睦を深めました。

効果

共通の漁場で操業する漁業者同士の相互理解と親睦を深めることができる。

親睦交流会議の様子
２０２３年度の参加者