この会議は、日韓海峡を挟んだ九州北部三県(福岡県、佐賀県、長崎県)及び山口県(※1999年から参加)と韓国南岸一市三道(釜山広域市、全羅南道、慶尚南道、済州特別自治道)との間で、両地域の交流の現状と今後の展望に関して率直な意見交換を行い、様々な分野における交流を促進するための共同交流事業を実施し、両地域の発展と緊密な友好関係を促進するために1992年から毎年一回、各自治体の持ち回りで開催しています。
九州北部三県及び山口県と韓国南岸地域とは地理的に極めて近く、長崎県の対馬と韓国の釜山広域市との直線距離はわずか50km足らずと一衣帯水の関係にあります。また、歴史的にも、両地域は古代以来の日韓交流の窓口であり、特に17世紀以降の江戸時代には、朝鮮通信使に代表される日韓の交流が対馬宗家を中継基地として展開されました。
知事交流会議は、このような地理的にも歴史的にも深い関係にある両地域が、国境を越えて、地域レベルでの広域的な友好関係を築こうという構想のもとに始められたもので、開始当初から過去に例のないユニークな試みとして関係者の関心を集めました。
また、この知事交流会議のもう一つの特徴は、毎年1回定期的に知事が一堂に会しての会議を開催するだけでなく、会議において合意された様々な共同交流事業が実施されている点にあります。
日韓関係が新しい時代を迎え、未来志向の関係を目指していこうとする中で、海峡を挟んだ両地域の幅広い交流活動は、今後ともあらゆる分野で一層活発になっていくものと思われます。知事交流会議は、このような流れの先頭に立って、両地域の相互理解と友好関係の増進のために、今後とも積極的な試みを続けていきたいと考えています。
日韓海峡沿岸情報ネットワークは、日韓海峡を挟んだ九州北部三県(福岡県・佐賀県・長崎県)及び山口県と韓国南岸一市三道(釜山広域市・全羅南道・慶尚南道・済州特別自治道)との間で両地域の発展と緊密な友好関係を促進するために開設されました。
下記各県市道名をクリックすると、それぞれの公式ホームページへリンクします。