西帰浦港に流れ込む川辺の散策路を上流に治って歩くと天地淵に着きます。しぶきをあげる水柱が壮観で、瀑布までの道端にはダムバルス木などがうっそうと茂り、昔、仙女達が密かに降りてきて沐浴しながら遊んだという伝説が残っているのもうなずけます。滝の高さ22m、幅12m、水深20mもある天地淵瀑布渓谷には天然記念物の大うなぎが棲息しています。
済州市から東へ48km離れた休火山の噴火口。この峰は海抜182mで頂上まで石階段で登ることができ、頂上から眺める周囲の荘厳な景色は例えようもないすばらしいものです。
ドルハルバンとは“石のおじいさん”の済州の方言で、済州の一番代表的な工芸品であり、済州玄武岩で作られています。ドルハルバンはぎらぎらした出目、丸く大きい鼻、額のしわ、固くしまった口元につばの短い帽子をかぶり、両手を腹の上にのせた威厳のある姿で、他地方のジャンスン(長丞)のように、守護神的 な機能と呪術・宗教的な機能、村の境界表示、道しるべ的な機能を果たし、地域によって少しずつ形が違い、済州牧、旌義県、大静県のドルハルバンに区別されます。済州を訪れる新婚旅行の人が、ドルハルバンの鼻にさわると、男の子が生まれるといういわれがあり、新婚旅行にきてドルハルバンの鼻にさわっている姿がよく見られます。