広域観光協議会事業

地域伝統工芸

12世紀頃、高麗の名声を世に知らしめた青磁は、当時、青磁文化をリードしていた中国でも、その美しさが絶讃されました。陶磁器は生産地の土と気候でその品質が左右されます。高麗時代、青磁の原産地であった、康津は、180余の窯元が散在しており、青磁の中で一番と言われる作品を作った所です。高麗の翡色と言われる青磁は、長い歳月の中で、その焼成法がわからなくなってしまいま したが、康津では千年前の高麗青磁の神秘を再現するために、刻苦の努力を重ねており、毎年「康津青磁文化祭」を通じて、国内外にその美しさを広く知らせています。

24段階の伝統技法を固守

全ての作業過程が伝統技法によるもので、24段階の工程が手作業で行われています。特に自然釉薬を塗って窯に入れて48～50時間の間続けて火をくべながら1,280～1,300℃の高温で加熱するので、強度が高くて、亀裂のない製品が製作されています。